第5章 考察




(1) 利用者に対して


1)インターネットに携わるものは「メディアは凶器である」という自覚を持つ必要がある。

 インターネットは双方向的なメディアであり、すべての利用者が読者、視聴者であると同時に気軽に発信者になれるというところに大きな特徴があります。発信者の小さな不注意が、ある特定の個人や集団の名誉を傷付けてしまう可能性が大いにあるということです。

2)インターネットという新しい公共空間のルールや倫理を作っていくのは、警察や政府機関ではなく、個々の利用者でなければならない。

メディアを担っている人々がいい加減な事をしていて、それが社会問題や事件に発展し警察、政府が介入してくる事になると表現の自由が危機に追いやられる可能性があるからです。





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