<利点>
流通性 北海道から沖縄まで日本全国どこでも使用できる
連続譲渡性 現金は特別な媒体を通さずに個人間で自由にお金のやりとりができる
汎用性 例えばテレホンカードは公衆電話の支払にしか使えないのに対して、現金ならば何に対してでも使うことができる
完了性 クレジットカードや小切手、銀行振込を使って買いものをした場合、その場で品物を手に入れることは出来るが、代金決済そのものは後処理である。現金ならばすぐにその場で決済は完了する
安全性 偽造が困難なように、硬貨や紙幣には様々な工夫がなされている
匿名性 現金には使用履歴が残らない。よって、誰がどのように何のために使ったかは特定することは出来ない



<問題点>
遠隔地の不便さ 現金は遠くにいる人と直接受渡しができない。現金書留を使わなくてはならない。
価格の分割や統合できない不便さ 現金の1000円札はあくまでも1000円札としてしか使えない
保管にかかるコスト 現金は物質として存在するので、安全に保管するには金庫に入れておく必要が有る。
ハンドリングの難しさ 取り引きの際、特に個人消費者に対しては「おつり」が発生するため、店舗は常におつり用の小銭を たくさん用意していなければならない


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