一零基金へのご協力のお願い(終了いたしました)

一零基金収支最終報告書参照

2016年7月28日


明治大学理工学部情報科学科

システム科学研究室

向殿政男

2012年4月1日

システム研のOB 及びシステム研関連の皆様へ:

 近年、学生が積極的に国際会議等の学会へ参加して発表する機会が増加し、大変望ましいことと思っています。学生が国際舞台で活躍することは素晴らしいことだと思います。明治大学理工学部としてもこれを援助すべく、或る一定の範囲内で旅費及び宿泊費を学生に補助する規定があり、有効に利用されています。ただし、年1回に限られているため、せっかくの発表する内容がありながら費用の問題で学会発表を断念する学生が時々おり,残念至極であります。また一方で,学問には国境は無いはずで,学問を志す者は誰でも引き受け,研究室は一個の国際社会を構成すべきであると考えているのですが,最近の経済事情を反映して,特に東南アジアからの留学生が経済的に困窮し留学を断念する場合が見られます。このことも残念至極であります。大学院生には,学費相当の奨学金が大学や育英会から準備をされているのですが,日本人大学院生には支給されるこの育英会や明治大学の奨学金は,残念ながら留学生には適用されないのです(返金される保障が無いからだそうです)。

システム研と致しまして、縁あって当研究室に残った大学院生に対して,上記の国際交流に関して少しでもOBの方々を含めて支援できないかと考えています。すなわち,学会発表のために参加するのに必要な費用の一部を学生に援助すべく、また,アジアからの院生の奨学金の一部として援助すべく,ここに『一零基金』と称して、下記のような要領で基金を設立しました。 上記の趣旨を御理解いただき、システム研のOB の皆様からも、この当基金に御寄付のご協力をお願い致したく、ここにお願い申し上げる次第です。

 後輩のために、是非、ご協力をよろしくお願い申し上げます。


名称:一零基金

目的:システム研学生の学会発表等の為の費用補助,及びアジア地区からの学生の奨学金補助

運用:貸与とし、社会人になった適当な時期に返還するものとする(運用細則は別に定める)

運用責任者:システム研OB会+向殿政男

報告:寄付者一覧と利用者一覧を毎年OB 会にて報告をする