「新しい安全の在り方,安全の責任の取り方を探る」
主催 日本学術会議 安全工学専門委員会
共催 日本信頼性学会
協賛 安全工学協会,安全技術応用研究会,(財)製品安全協会,中央労働災害防止協会
(財)日本科学技術連盟, (社)日本機械工業連合会,(社)日本工学アカデミー
(社)日本電気制御機器工業会,(社)日本能率協会,(社)日本労働安全衛生コンサルタント会
日本の社会全体の安全性,信頼性が大きく揺らぎ始めている。我が国は,そろそろ安全に関して,根本から考え直さなければいけない時期に来ているようである。特に、日本の風土を考慮した,しかも世界に共通する安全の考え方,特に,安全を如何に認め合い,責任のあり方を如何に考えるか等を問い直し,明確にしておく必要がある。本ワークショップでは、安全に関する考え方を根本から議論することを通して,安全の規制当局,規格・標準の策定者,業界団体,製造メーカ,販売業者,事業者,管理者,使用者(作業者)、ユーザ等の間の安全に対する責任の分担,取り方等,及び保険や被害者救済等との関係を明確にし, 国際社会との整合性を考慮しつつ,我が国の文化と伝統に適した「安全と責任」のあり方を探りたい。
上記のように、今,日本が抱える安全性問題の根本に焦点を当て,広く議論するために緊急ワークショップを企画しました。是非ともご参加下さい。
【挨 拶】
13:00〜13:10 日本学術会議 安全工学専門委員会 委員長 東京大学 教授 菅原 進一
【講 演】
13:10〜13:50 安全の考え方と安全の認め方 ――リスクに基づく安全と認証システム,安全学の中での安全責任の位置付け―― 明治大学 理工学部長、日本信頼性学会 会長 向殿政男
13:50〜14:30 安全について欧州に学ぶべきポイント ――安全防災、保険等の観点から、欧州の安全の歴史に学ぶべきポイントを探る―― 安全技術マネジメント研究所 代表 安達 弥八郎
14:30〜15:10 事故調査に見る安全の責任 ――事故調査における責任問題の理想と現実,事故調査と免責問題―- 独立行政法人海上技術安全研究所 領域長 松岡 猛
15:10〜15:50 新しい安全の責任の考え方について――西欧的宗教の倫理観に基づく安全の責任の現代的解釈,スチュワードシップという考え方―― 北九州市立大学 教授 杉本 旭
【全体討議】
16:00〜17:00 司会:日本大学 教授 中村英夫:
講演者及びフロア―からの意見によるパネルディスカッション
開催日時: 平成14年12月21日(土) 13:00~17:00
開催場所: 明治大学リバティタワー (御茶ノ水・明大通り)、地下1階1001教室
資料代: 一般1,000円、 学生500円(会場受付)
申し込み・問合せ先: 日本信頼性学会事務局 (担当・西崎) Tel.03-5378-9853 Fax.03-5378-1227
e-mail : reaj@juse.or.jp 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南1−2−1
日科技連ビル内
*前もってe-mailまたはFAXでお申し込み頂ければ幸いです。