7-2 大学の構造改革(近未来編)
武野ゼミナール
責任者:井山 晋一
参加者:伍賀 史明,松浦 洋司, 山内 和弥,中山 昭文
- 前書き
大学生活において人間形成、専門知識の習得が必要とされる。社会が求めているのは、教科書には載っていない人と違ったことを自分で考え、伝え、そして、それを行動に移せる企業化精神を必要していると思われている。その中で大学の教育システムの改善は必須となっていくだろう。
- 導入
- 誰でもいつでも授業を受けられるシステム
社会に入って様々な知識が必要になっていくだろう。その時大学に通う時間がない人が受けられる講義システム。その上、一般学生がバーチャルレクチャーのもと学習していくシステム。
- アイデンティティの認証
もうすぐ企業のほうで開発されている次世代携帯が完成するでしょう。その次世代携帯が一つあれば電車の乗り継ぎ、買い物、タクシーの支払いなどが財布なしで可能になるでしょう。その機能を利用して、学生証の代わりになるはずです。
- 各国の講義を受けられるシステム
今やグローバルテクノロジーの時代です。そこで各国の最先端の技術を学ぶためにネットを用いて講義を受けられるシステム。また、某大学でしか学べないような講義を自分で選択して受けられるようになります。
- 未来の予想、予測
- 誰でもいつでも授業を受けられるシステム
昼間に時間がない人が受けられる講義システムが作られているで、大学に通うことなく授業が受けられるようになるでしょう。その上、一般学生がバーチャルレクチャーのもと、3Dを用いて立体的な教師を実現させることによって、実際の教授なしで学習していくシステムになっているはずです。それにより、自宅または教授が不在の際に講義を受けられる利点を持ちあわせている。また大学には一人一台ノートパソコンが設置されているので、その授業の内容をダウンロードすることによってノートをとる必要がなくなります。
- アイデンティティの認証
学内のパソコンに学生証の内容が入力されていて、次世代携帯に内蔵されているメモリースティックを通すことによって一人一台のノートパソコンの所有を可能にする。また、学内での飲食においても次世代携帯を用いることで財布が必要なくなる。授業日程・変更(掲示板の内容)を大学から携帯に配信される。次世代携帯の中に授業内容をダウンロードする。
- 各国の講義を受けられるシステム
各大学の最先端の講義をネットを用いてダウンロードをし、翻訳ソフトに通すことによって自ら希望して受けられるシステム。
それによって大学のブランドから取得単位に価値が移行する。また、日本に在住していても海外の大学の講義を受けられるので、留学に対する意識が身近になる
- 問題点・課題
- 誰でもいつでも授業を受けられるシステム
・コミュニケーションの不足:大学に来なくて授業を受けられるので、人間関係が希薄になる。
・教授不要による雇用問題:大学側がコストダウンを図って必要以外の教授を雇用しなくなり、研究の面で遅れを取る
・実験などの現地(学内)でしかできないような課題の受講:実際に大学へ行って行なわなければならない課題への取り組み
・筆記力・語学力の低下:実際にノートを取る機会が無くなって、読むことはできるが、書くことが出来なくなる
- アイデンティティの認証
・携帯紛失・忘れによる携帯依存への問題:紛失することによって悪用される可能性が出てくる。また、大学に持っていかないと何もできないこともある
・メモリーの問題:メモリースティックの中にノートの内容を入れられるだけの容量があるか?
- 各国の講義を受けられるシステム
・大学の淘汰:より授業内容の高さが要求され、その専門を扱う大学が限られてくる
・翻訳ソフトのクオリティーの問題:今の翻訳ソフトでは到底授業を受講者の母国語として理解されるまでのレベルに達していない
- それを解決する方法や見通し
- 誰でもいつでも授業を受けられるシステム
・コミュニケーションの不足:サークル活動や部活などを通してふれあう機会を作る。
・教授不要による雇用問題:SE分野の雇用を増やす。
・実験などの現地(学内)でしかできないような課題の受講:この時間だけは実際に大学へ行く。各サークル活動などと同じ日程にすれば手間が省ける。
・筆記力・語学力の低下:ドローツールを用いる。漢字検定の重要度を上げる。
- アイデンティティの認証
・携帯紛失・忘れによる携帯依存への問題:無くさないように心がけ、紛失時は近くのショップなどで代用が出来るようにする。
・メモリーの問題:できるまで待つ!
- 各国の講義を受けられるシステム
・大学の淘汰:ランク付けを行い受講できる科目を制限する。
・翻訳ソフトのクオリティーの問題:できるまで待つ!!
- 考察、意見
・実際これらを使用できる環境が整うのはかなり先の話になると思う。
・国立大学と私立大学との金銭的格差がなくなってくる。
・これからの大学を良くしていくためには利点より問題点を重視すべきである。
- 後書き
今回は大学の事について考えました。大学は身近な事なので様々なシステムや問題が挙げられました。20年後ぐらいには教育界の変動が起こり、上記のような現象が予想されます。これもグローバル化による一事象でしかありません。これからの社会がこのような大学を必要とするかは分かりませんが、できれば素晴らしいと思います。