2-2 ブロードバンドサービスを利用した未来
武野ゼミナール:
責任者:井山晋一
参加者:稲葉 桂太,川田 紀秀,黒川 晋哉,丸銭 崇文,羅 淑麗 ,中戸川 香奈
- まえがき
今日、着々とブロードバンド環境が各家庭に普及してきました。
最も身近なブロードバンドサービスといえばADSLです。
ADSLは2001年9月末時点で65万796人に達しています。
このサービスが開始されたのは2001年1月ということを考えると
普及の速さがわかると思います。
最近では光ファイバーを利用したFTTHなども注目されています。
- 導入部
さて今日の企業は不景気などに伴い、厳しさを増しています。
それにより大手でも倒産してしまう時代となっています。
このような環境の中で勝ち残るためには全企業がもう一度現状分析し、
そこから導かれる企業戦略、企業形態を見直す必要があるのではないでしょうか?
私達はとりわけ情報やソフトウェアなどを商品とする企業に焦点をしぼって
未来予想図を考えてみます。
企業がすべきことはコスト削減、生産効率アップなど、無駄をなくすことです。
- 未来の予想
大規模に見ると速くもの(ソフト)をつくるには作業をしつづけることが重要です。
そのためには日本と昼夜が逆転した国に何ヶ月か社員を移動させ、
日本が昼のときは日本で作業し、夜になればその国でその国の社員が
続けて作業をします。
作業し終わったら終わった分をその国へ送ります。このときにたくさんのデータを送受信するにはブロードバンド回線が必要でしょう。
もう少し小規模な面を見ると、プログラミングするとき一番時間がかかる作業はなんでしょうか?
ある一つの言語(例えばC言語)でも標準入出力に様々な方法があります。
そしてAPIやMFCなどになるとライブラリ関数の名前などその膨大さはとても覚えられるものではありません。現代ではこのようなときはリファレンスの本やCDをみるしかありません。
これは時間がかかる作業というのはお分かりいただけると思います。
そこで未来では要求を打ちこむだけで、膨大な量の関数から候補をしぼってくれるようなソフトが作成されるでしょう。
前述しましたとうり、標準入出力に様々な方法があります。
Cではscanf gets などが標準入力では有名でしょう。しかしscanf などは絶対使ってはいけないと主張するプログラマもいるのです。
このような主張を考慮し、このソフトはその状況によって何が最適かを判断し、そしてさらに学習をします。
アクセスする量もみてサーバに情報をためこみこのソフトで判断させると思います。
さて今でもオンライン会議やインターネット学習などありますが、未来ではこれをさらに進化させ、自宅でワーカーがゴーグルのようなものをつけると仮想会議室の視点がえられ、
入力デバイスで自分を動かしすわり、そして実際にマイクデバイスにむかってしゃべることで会議ができます。
他の人はポリゴン化された3Dゲームのように見えるでしょう。
声は文字列化され、ログにのこします。このログを証拠として認めることができれば大事な取引もオンラインでできるようになり効率もアップするでしょう。
このときもやはりブロードバンドが生きてくるでしょう。
オンラインで何事もできるということは時間の短縮、生産効率アップにつながります。
生産効率アップはこのへんにしておいて次にコスト削減を予想してみます。
コスト面での物的コストについての未来を予想します。
紙の削減について考えてみます。
学生(社会人)も本はたくさんもっていると思います。
教科書、漫画、週刊誌・・・。
スペースをたくさんとります。
週刊誌などは2回くらいよんで捨てるでしょう。
これをどうにかできないでしょうか?
本は読みやすく目もあまり疲れず、すぐれたメディアといえます。
本は厚さは別として大きさがほんの数種類でしょう。(B4、A4、単行本など)
そして本(教科書)を数冊、辞書・・・重い荷物の通学はつらいものがあります。
未来では全ての本のリストがデータベース化され、あるサーバに集められます。そして本を買うということはその人間が買った本をダウンロードできるということです。人間は小型端末をもちます。
この端末は本の形をしていて、インターネットもしくは専用端末から
買った"本"をダウンロードします。
(単行本サイズ)
上の図をかくのに4分かかりました。工夫も何もあったものではありません。
こんなものが市場に出回ったら恐ろしいですね。
改ページなどの機能。折りたたみ。すでに買ってある本、配布された資料などが読みたいと思ったらネットワークに接続し、ダウンし、読む。
目が疲れないといいのですが。
ブロードバンドならではのサービスでしょう。
未来はこんなかんじでしょう。
- 問題点・課題
よく聞くのですが、人と人のコミュニケーションが希薄になるだとか、
外に出なくなって体力落ちるとか。根拠ないですがまあ未来はそんなことはないでしょう。
さて上で書いた未来予想の問題点ですが、これも聞き飽きたと思うのですが
、はい、セキュリティです。会議の途中でサーバ落ちたらどーすんの?とかもですね。PC例えばHDDがクラッシュしたら。。。。
本の問題点は中古やら、コピー問題ですね。
ということで課題はセキュリティの強化、これに限ります。
- 解決策
ナップスターというソフトはご存知でしょうか?
簡単にいうとピアツーピアを利用したファイル共有ソフトです。
まあ、反社会的なイメージをもっているかたが大半でしょう。
転載します。
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20010216302.html
オライリー社長によれば、ピアツーピアには、ファイル共有から、ソフト開発プラットフォームとしてのインスタント・メッセージ利用、グループウェア、分散コンピューティングに至るまで、さまざまな使い道があるという。
だそうです。
HDDがクラッシュしても共有してればピアツーピアなら復旧できますし、
サーバ落ちも軽減されます。PC同士をダイレクトにつなぐのでセキュリティもかなりいいせんをいってるのではないでしょうか?
- 考察
まあ企業の紙にかかる金なんて微々たるものですね。
高齢化ですから、労働力を老人に求められる未来でもおもしろいかもしれません。
- あとがき
最初にでた案は、「携帯電話や腕時計をより便利にすることで○○できる。」
とかコンピュータを体の"一部"として取り込んで認証だー!とか
でした。あまりにも駄文なため無難にブロードバンド、となりました。