1-8 ディジタルの進化が家庭に及ぼす影響
荒川ゼミナール:(個人参加)
参加者:米田 弘,保科 陽介
情報化社会と言われてかれこれ何年も経過していますが、今はもうコンプュ−タ無しの
生活は考えられのではないでしょうか。
情報化が進むにつれ、私達の生活は効率化かつ省力化して来ました。これは大人、子供
問わず全ての人間のライフスタイルが変化しています。
ましてや電気製品なしでは、現在のような生活は成り立たない。
こういったライフスタイルの変化、いや情報化が人々におよぼす影響はどうだろうか?
- マイナス面
従来の人との付き合い方は、面と向かったコミュニケーションを利用してきました。
こういった中で友人、そして家庭におけるコミュニケーションを築いています。もちろん
言葉では表現できない 友情・愛・絆 などはここから生まれるものだと思います。
しかし情報化が進んでしまった現在、人との付き合いの過程よりも結果を重視する傾向
が出ています。
家庭で考えると、ご近所付き合いなどはなくなり、それに伴い家庭間での助け合いは過去の話になっています。
今やお金を出しさいすれば、多くの生活にl必要なサービスを受けられるのも原因の1つです。
こうした家庭環境の変化は、家庭生活そのものが依存的になってきているからです。
本来、家庭としてあるべき姿は、そこに住む人によって作られていた部分があるから家庭なのだと思います。しかし、今は家庭内でのしつけにいたるまで、お金で買おうとしている現代人の姿があります。家族の絆は弱まるばかりで、家族同士の会話はなくなり、家族と他人を同一視し、人への関心がない家庭が増えてきています。
- プラス面
携帯電話の普及やメールでの連絡手段が確立されてから、本来のコミュニケーションと、表面的な付き合いのコミュニケーションとの間に、曖昧的コミュニケーションが生まれたのではないだろうか。従来の家族同士は面と向き合ったコミュケーションがありました。
しかし、先に述べたディジタルメディアの進化によって家族同士においても曖昧なコミュニケーションが可能になり、家庭における身体レベルのコミュニケーションの重要性が増しています。
ADSL、FTTHの登場により通信費の低下、パソコンや携帯電話の普及は、ネットワーク内に家庭、家庭が1つの端末となり、情報端末とネットワークを介した家庭内コミュニケーションが行われ、未来の家庭のコミュケーションの情報化というのが出てくればおもしろいのではないかと思う。また家庭での職場とするホームオフィスの増加も、家族との交わりも増え未来のコミュニケーションの一役になりえます。
マイナス面だけでなく、ネットワーク内の家庭、絆を深めるための情報化を考えていけば、我々の未来はそんな悲観することはないはずです。
- その他の分野においても
不正コピー・海賊版の流出、デジタル著作権
プライバシー保護
環境問題 −廃棄パソコンがあふれ出す
迷惑メール −SPAMメール、ジャンクメール
インターネット犯罪−詐欺やサイバーストーカー等)
サイバーテロ 、ハッカーの存在
メールなどによるコンピュータウイルス
引きこもり現象
コミュニケーション能力の欠如
有害・反社会の情報、掲示板
ネット賭博等
個人認証 −なりすまし等による不法侵入
これらの問題も解決していかなければいけません。
情報化に伴い効率は上がり、そしてコミュニケーションの手法も多くなってきていますがその中でなにが重要か改めて考える必要がある時期に来ていると思います。人間関係においては伝えるだけの結果だけでなく、その結果の過程が本来の人間関係の基礎となっていたのではないかと今回の課題を通して改めて感じられました。