1-2 情報化の生活と家庭環境
堤ゼミナール:
責任者:石井 高雅
参加者:石黒 僚,江間 仁美,林 哲也,川原田 大輔,後藤 健一,西岡 聡,野中 崇雄
- 導入
最初に情報化社会の未来と課題について私たち堤ゼミでは、家庭と教育を議論しました。まず家庭について
まとめていこうと思います。情報化された家庭を考えてみますと大きく二つのことについて議論を行いました。
その二つの内容は生活と家庭環境についてです。なぜこの二つ注目したかといいますとやはり家庭で情報化
されるのは家電製品でありネットワークをつなげることで生活を豊かにするという考えがはやっているので、
これから先ネット家電が浸透すると推測できるからです。またこのネット家電が浸透し情報化されると
今までの家族関係(家庭環境)にも変化が起こるのではないかと考えたのこの二つのテーマについて触れていきます。
〜生活〜
- 未来の予測
・家電製品にネットワークのシステムが導入される。
これはどういったことかといいますと、例えば、買い物中に冷蔵庫にないものを携帯情報端末などを利用して冷蔵庫の中身をチェックすることができる。これは冷蔵庫の中身をデータベースに登録しておいて、家庭内だけではなく外からでもチェックできるようになっています。また残っている食材から作れるものを示すこともできます。またわざわざ買い物にいくのが面倒である人はその場でお店に注文することもできます。もう少しで帰宅するから夏や冬であるなら暑かったり寒かったりするのを携帯情報端末から自宅の家電(エアコン)のスイッチを入れたり、また自宅に何か異常が起こったときには自動的に家族の人に連絡が入るようになるのが当たり前の世の中になっていると考えられます。つまりほとんどの家電がネットワークに結びついて非常に便利になっていると思います。
- 問題点
・費用がかかる。
これは家電製品を買い換える必要があるということです。これが一番大きな問題であると考えられます。多分導入され始める当初では、価格が高めであるのと同時に自宅内にネットワークを作らなければなりません。2000年12月にスタートしたBSデジタル放送ではチューナーが非常に高価でそれに見合うほどのものかと考えるとそこまで必要なものとは考えられないのでなかなか普及しません。普及するにはまだまだ時間がかかると思われます。よって同様に考えるとすぐに必要なものと認識されないので浸透するには時間がかかるだろうと思います。あと数年内には無理であと10年、20年後ぐらいには広まっているのではないかと思います。
・天災に対応しきれない。
ほとんどの家電は必要不可欠なものがあります。それは電気です。もし大地震や火事などの天災が起こったときまったくどうすることもできなくなりますまたネットワークが遮断されたときにも利用することができなくなります。
解決策としては、天災は避けることはできないので起こってしまったとき対処できるように対策を考えることが解決策となります。電気が必要なわけだからできるだけ省電力を完備する方法が考えられます。どんな家電でも電池でも動かせるのが望ましいと思います。またネットワークが遮断されたときにはそのときには不便に感じるかもしれませんがそんなに復旧するのに時間がかからないように迅速に対応するように国が対策を立てておくべきだと思います。
・セキュリティー問題
家電をネットワークと結ぶので必ずセキュリティー問題が生じてしまいます。個人情報であるのでクラッキングされないように安心して利用できるセキュリティーが必要である。しかし絶対安心できるセキュリティーができるかと考えますと難しいと思われます。
〜家庭環境〜
- 未来の予測
・家庭環境(家族関係)は一人一人が孤立してしまう。
情報化が進むと家族とのコミュニケーションが深まるか孤立してしまうかと考えた結果は孤立してしまうだろうという結論に至りました。
つまりFace To Faceが無くなる。よってコンピュータがお友達になる。なぜこういった結果になったかといいますとまずは現状を考えてみます。今現在を考えてみるとTVよりネットを利用する人が増加しつつあります。一部ではありますがネット中毒者がいます。これはネットゲームに依存して仮想生活にはまっているため、人と接しなくなっています。これから将来もっとネットゲームが増えることによってネット中毒者が増加すると考えられます。
ネットゲームをしなくても孤立してしまう理由はまだあります。家族皆で一台の情報端末(現在ではPC)を一緒の扱い、親が子供に操作を教えてもらうことができるから孤立しないのではないかという意見もありましたが、情報端末(PC)の操作はどう考えても複数で扱うには不便で結局個人一人に強く依存しているため、一家に一台ではなく、一人一台となる時代であると思います。このため家族間の話し合い、連絡事項はメールやチャットで行うということも考えられます。よって孤立すると明らかに考えることができます。
- 問題点
・文字コミュニケーションの限界がある。
文字だけで情報量が少ないためなかなか感情までは伝えることはできません。文字表現で怒っていることを相手に伝えても冗談のつもりが本気に取られたりするので文字コミュニケーションに限界が生じます。つまりインターネットの整備が進んだら、家庭や家族の関係は悪化していくのではないかと思います。
解決策としては、音声と動画のシステムを充実させる方法があります。これは文字だけではなく音声や動画を用いることによってより感情を表現することができます。この例としてマイクロソフト社のメッセンジャーが、ブロードバンドが広まりつつある中、音声や動画を用いた形の新たなコミュニケーションが広まっていくのではないかと思います。この形態がもっと進化していくのではないかと思います。
またもっと考えなければいけないのはネットワークコミュニケーションを控えることが考えられます。たとえば、企業内の会議などが利用するには非常に便利でよいかと思います。しかし家庭内でも同様に便利ではありますが、家庭においてのコミュニケーションに情報は向いていないと考えられます。
- 考察
家庭を二つのテーマに分けて考えて、生活と家庭環境についていろいろ考えてきましたが、従来の人との触れあい、付き合いなどの重要性を忘れてはいけません。Face To Faceのコミュニケーションが必要であることを忘れてはなりません。つまり情報端末(PC)による合理化には限界があると考えられます。いろいろと便利になっても、多少不便に感じても大事な部分があるのでそのことを忘れてはいけないと思います。
- あとがき
ゼミ単位の課題であったので個人一人で考えるよりもさまざまな考え方があり一つのテーマでも結構深く考えることができたのではないかと思います。