責任者 | 室谷 俊介 |
参加者 | 菊地 俊之、宮川 智弘、深田 昌敬 |
岡本 武史、須藤 淳史 |
パソコンを経由したCD−Rへの過度の複製行為や、著作権侵害であるネットワークへの音楽ファイルのアップロード行為を防ぐために開発された技術。 |
ミッドバー社が開発した現在でもっとも普及しているコピーコントロール技術。 |
サンコム社が開発したコピーコントロール技術。 |
SONY DADC Austria社が開発したコピーコントロール技術。 |
マクロビジョン社が開発したコピーコントロール技術。 |
音楽CDの規格である「レッドブック」に準拠していないので、再生できない音楽CDプレイヤー、ゲーム機、DVD、カーナビなどが存在する。また、一部のCDプレーヤーやCDラジカセなどの再生されるべき機器で再生できない可能性が指摘されている。CD規格のライセンサーであるソニーは、レッドブックに準拠していないのであればそれを明示し、「再生できないケースがある」ということを明確に表示するようにといっている。この件について、avex側はCD-DAのロゴを付けず、コピーコントロール付きCDであることを印刷したシールを貼って対応している。
・再生できない場合の対処
既にCCCD技術を用いている海外では、再生を行えないなどのケースでは、対策を施したCDを回収したり、返金するなどの対応を行っている。CDの交換を行うとしても、CCCDを交換しても意味が無いし、コピーコントロール技術のついていないCDと交換してしまうと保護技術の意味が無くなってしまう。返金に応じるとなると、複製を防止して売上を伸ばそうとしたのにかえって現象に繋がる可能性もある。この件についてavexは、返金はしないとしている。
・私的使用のための複製
著作権法によると、基本的に個人や家庭内などに限られた範囲内で使用する場合という前提において、著作権者に許諾を得ることなく著作物の複製を認める、とある。しかし時代に合わせ著作権法も改正され、現在ではいくつかの例外規定が盛り込まれている。中でも今回のコピーコントロール付きCDとの間で問題となるのが「技術的保護手段の回避」に関する例外規定である。この規定は、技術的保護手段がなされている著作物から防止している行為を可能としたり、複製を行うことを私的使用目的の複製から除外する、というものである。
つまりは、ガードされているものを取り除いて複製すると違法だ、ということである。
これによると、PCのハードディスクに音楽ファイルを保存する行為も違法となってしまう。
・音質が悪い
CCCDのようなCDをプレスすると読みづらいためプレーヤーに負担がかかる。そうすると信号が乱れて音も悪くなる。また多少のノイズなら修正して再生していたのに意図的にデータ部にノイズを入れたりしているためその量に対応しきれずに音が崩れてしまうなど。
・効果がない
実際にはプロテクトとしての効果は薄く、4割程度のドライブ、ソフトに対してはあまり効果がなく普通にエンコードができてしまう。実際にネットにはプロテクトのかかっているはずの音楽CDデータファイルが出回っているようだ。
・ドライブ破壊
プロテクトの方法がエラーを過剰に増やしたり、再生個所をずらしたりと正規の方法ではない。専門家の間では禁じ手とされている方法も多く採用しているようだ。そのため負担が増し、ドライブへの影響はよくないようだ。
参考文献
[1]米で著作権保護機能付きオーディオCDが登場
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/03/30/66.html
[2]ZDNetNews
http://www.zdnet.co.jp/news/0203/13/cdswhy.html
[3]コピーコントロールCDって何?
http://www.tdk.co.jp/tjchf01/chf39100.htm
[4]CCCDについて
http://www.jvcmusic.co.jp/cccd/
[5]ZDNNコピーコントロール機能付きCD
http://www.zdnet.co.jp/news/0203/04/protectcd_m.html
[6]About CCCD
http://www.avexnet.or.jp/cccd/
[7]ソフトバンク
http://www.softbankpub.co.jp/