1.「EC(エレクトロニック・コマース)」とは


電子商取引と訳されるECとは、コンピュータを通じた商取引全般を指す。 ECという言葉の定義そのものは曖昧で、「こういったものであればECである」という固定概念はないようだ。 狭義で表すのなら、インターネット上で電子的手段を用いて企業間(Business to Business)、あるいは企業と消費者間(Business to Comers)での商品の購買、決済を実現することである。 消費者は、ネット上に開設されたWebページから商品を選べ、店舗に足を運ぶ手間を省き、就業時間を気にする必要なく買い物ができる。 企業側では広告、販売、料金回収、顧客管理といった販売、流通、決済にかかわるコストが軽減され、地域に限定されることなく取引が可能となることから、その利便性が注目を集めている。 それを実現するため、暗号化手法を駆使した電子マネーや、ICカードなどのセキュリティ技術が適用されている。 広義でのECはデジタル技術を用いた企業活動全般を指すこともあり、その概念はかなり広いものであるようだ。


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