普通のテレビでも見ることが出来ます。
HDTV(ハイビジョン)を見るには専用のD3端子を持っているテレビを購入しなければなりません。
D3端子というのは、デジタル放送に対応した映像の入出力端子で、今までのビデオ端子や
S端子と呼ばれていたものを拡張したものです。
480ラインの通常放送互換の映像や、HDTVの放送が綺麗に見る事が出来ます。
さらにD3の他にもD1〜D5まであります。
普通はD3があればHDTVが見られますが、
逆にビデオ端子さえあれば問題なくHDTVの放送を見ることも出来ます。
しかしその場合、画像は普通のテレビ並になってしまいます。
ハイビジョンテレビがプログレッシブワイドテレビで、
しかも30型以上の大型でなければデジタル放送特有の高画質は望めません。
またD3端子は1080ライン(ハイビジョン)D4端子は720ライン(プログレッシブ)
といったようにそれぞれ決まったフォーマットがあります。
プログレッシブというのは、普通のパソコンモニターのような表示方法で、
細かい文字でもくっきり見えるような放送のこと。
インターレスでは上から下まで240ライン表示した後、
その間を(1/2ラインずらして)また書き直すと言うことをやっているため、
基本的には240ラインを2回かくような感じになり解像度的に不利な状態になります。
それに対して、プログレッシブは一気に480ライン書いてしまうので、ラインをずらして
かいたときより、ちらつかないとか、くっきりした画像になるといわれています。
720ラインやら、1080ラインのプログレッシブは、テレビを見るというより、
コンピュータのモニターに近い使い方をする場合に必要になってくる解像度と考えられるでしょう。
またもし現在、MUSE(ハイビジョン)TVを持っている場合はMUSE変換アダプタが必要ですし、
CATVの場合はセットトップボックス(受信機)をBSデジタル対応のものに換える必要があるかもしれません。
○BSデジタルチューナーに装備される機能
図1に、BSデジタルチューナーの特徴的な機能を示します。
それらの機能を使って新しいサービスを簡単に利用することができます。
■接続を簡単にするD端子
D端子は、映像信号を簡単にモニターに接続するための端子です。
現在市販されているデジタル放送対応テレビでは、標準テレビ用にD1端子、
ハイビジョンテレビ用にD3端子が装備されています。
■通信回線への接続機能
双方向サービスの利用や有料番組の視聴管理などのために、
チューナーに家庭の電話回線を接続して情報のやりとりをします。
■受信機を識別するためのICカード
ICカードにより、個々の受信機を識別し、有料番組のスクランブル制御などを行います。
■高速デジタルインターフェース
放送番組をデジタル信号で収録・再生するための端子を規定しています。
この信号にはコピー制御機能が含まれています(MMラボ通信No.37参照)。
■操作性のよいリモコンボタン
BSデジタル放送ではデータ放送サービスが新たに加わります。
多様なサービスを簡単に利用するために、操作性のよいリモコンを推奨しています。
図1