2012年度情報科学概論シラバス +日程

2単位 後期 1年 2009年度以前入学者 情報科学概論2)

月曜日2時限目(2005室)

ホームページ:http://www.sys.cs.meiji.ac.jp/~masao/

       授業用掲示板→2012年度情報科学概論

 

授業の概要・目的

情報科学とはどんな学問なのか。 コンピュ−タと情報システムはどんな構造をしているのか、情報科学にはどんな理論があるのか 情報はコンピュータの中でどのように表現され,処理されるのか,情報は社会の中でどのように使われているのか、等々,情報科学に関する素朴な質問に答えることにより,情報科学の概観を与えると共に,情報科学の素養を磨くことを目的としている。

 

授業内容

[1]924日 情報科学とは--- 情報と科学,意味と形式、情報の歴史、情報科学の分野、情報科学の目指すところ、情報科学科のカリキュラム、

[2]101日 コンピュ-と情報システム--- コンピュ−タの歴史、コンピュ −タの利用形態、情報システムの構成

[3]108日  情報システムとその応用・・・ハ- ドウェアシステムの構成、ソフトウェアシステムの構成、プログラムの実行の流れ、アプリケーションの実際,知識処理と人工知能,コンピュータネットワーク、情報システムの応用

[4]1015日 情報と符号化--- 情報の表現、2進法による符号化、2進数と演算--- コンピュ- タと2進法、2進数の表現と演算

[5]1022日 二値論理--- 集合と論理、命題論理、論理関数

[6]1029日 論理式と論理関数---論理関数の表現、論理式と簡単化、論理回路

[7]115日 確率と情報量

[8]1112 情報システムと信頼性・安全性

[9]1119日 アルゴリズム―アルゴリズムとは? アルゴリズムの表現法,アルゴリズムの例,計算量、ソーティングアルゴリズム

[10回]1126日 データ構造―リスト,スタック,キュー,2分木

[11回]123日 グラフの基礎概念―グラフの表現,木と木の走査

[12回]1210日 グラフとアルゴリズム―オイラーグラフとハミルトン閉路

[13回]1217日 グラフと回路空間

[14回]114日 コンピュータと社会―情報システムの実際,高度情報化社会,情報化と私たちの生活,情報と文化

 

補講、テストの予定

・補講(もしあれば):123

・テスト:125日以降

 

履修の注意点

 毎回,授業の最後に簡単な演習を実施します。また,期間中にほぼ毎回宿題を出します

教科書

 なし:毎回資料を配布します。

 

参考書

 小倉久和,情報の基礎離散数学,近代科学社(1999

 

成績評価の方法

 演習及び宿題は成績評価の 1/3 とし,残りの 2/3 の評価はテストによることにします。